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    一人暮らしの親にヘルパーを頼みたい方へ|訪問介護で頼めること・費用・手続きの進め方【2026年版】

    一人暮らしの親にヘルパーを頼みたい方へ|訪問介護で頼めること・費用・手続きの進め方【2026年版】

    2026年08月12日介護・福祉いきいきつながる会11分で読めます

    一人暮らしの親にヘルパーを頼みたい方へ|訪問介護で頼めること・費用・手続きの進め方【2026年版】

    「離れて暮らす親の家事が回らなくなってきた」「そろそろヘルパーさんに来てもらったほうがよいのでは」——一人暮らしの親をもつ子世代の方から、こうしたご相談が増えています。厚生労働省の国民生活基礎調査によると、65歳以上の一人暮らし世帯は年々増え続けており、大阪をはじめ関西の都市部でもその傾向は顕著です。

    ヘルパー(訪問介護員)に来てもらう仕組みの中心は、介護保険の訪問介護というサービスです。ただし「何でも頼める家政婦さん」ではなく、頼める内容や利用までの手順には介護保険ならではのルールがあります。

    この記事では、「高齢者 一人暮らし ヘルパー」で情報をお探しの方に向けて、訪問介護で頼めること・頼めないこと、費用のめやす、利用開始までの手順、介護保険だけでは足りないときの選択肢を、2026年現在の制度に基づいて解説します。

    訪問介護とは|ヘルパーに頼めること・頼めないこと

    訪問介護とは、介護の資格をもつヘルパー(訪問介護員)が自宅を訪問し、生活の手助けを行う介護保険サービスです。内容は大きく身体介護生活援助の2つに分かれます。

    区分内容の例一人暮らしの親のケースでの位置づけ
    身体介護入浴・トイレの介助、着替え、食事の介助、服薬の見守り、通院時の乗降介助体の衰えが進んできた段階で中心になる
    生活援助掃除、洗濯、調理、日用品の買い物、ゴミ出し一人暮らしで家事が回らないときの主力
    頼めないこと庭の草むしり、大掃除、ペットの世話、家族の分の調理、金銭管理、話し相手だけの訪問介護保険の対象外。自費サービス等で補う

    ポイントは、生活援助が「本人の日常生活に必要な範囲」に限られることです。たとえば本人の部屋の掃除は頼めますが、来客用の部屋の掃除や窓拭きのような大掃除は対象外とされています。同居家族がいる場合は生活援助の利用が制限されることがある一方、一人暮らしの方は生活援助を利用しやすい立場にあります。

    また、通院の支援には、車の乗り降りや移動の介助として頼める部分と、院内での待ち時間の付き添いのように原則として対象外となる部分があります。通院サポートを重視したい場合は、どこまで頼めるのかをケアマネジャーに細かく確認しましょう。

    費用のめやす|自己負担は所得に応じて1〜3割

    2026年現在、介護保険サービスの自己負担割合は所得に応じて1〜3割とされています。市町村民税非課税の方などは基本的に1割負担で、2割負担となるのは、本人の合計所得金額が160万円以上で、単身世帯では年金収入とその他の所得の合計が280万円以上の場合などとされています。

    1割負担の場合の自己負担のめやすは、身体介護(20分以上30分未満)で1回およそ250円前後、生活援助(20分以上45分未満)で1回およそ180円前後とされています。地域区分や事業所の体制、早朝・夜間の加算などで金額は変わるため、正確な料金は契約前に事業所へ確認しましょう。

    たとえば週2回の生活援助を1か月続けても、1割負担なら月1,500円前後に収まるケースが多く、「思ったより負担が軽い」と感じるご家族が少なくありません。また、月々の自己負担が一定額を超えた場合には高額介護サービス費として超過分が払い戻される仕組みもあります。

    なお、要介護度ごとに1か月に保険で利用できる上限(支給限度基準額)が定められており、上限を超えた分は全額自己負担となります。制度改正により負担割合や金額は変更される可能性がありますので、最新の情報はお住まいの自治体や地域包括支援センターでご確認ください。

    ヘルパー利用開始までの5つのステップ

    訪問介護は「事業所に電話すればすぐ来てもらえる」ものではなく、原則として要介護認定とケアプランが前提になります。流れは次のとおりです。

    1. 地域包括支援センターに相談する 親が住む市区町村の地域包括支援センターが最初の窓口です。遠方の子世代が代わりに相談することもできます。相談窓口の探し方は高齢者の一人暮らし支援は誰に相談する?地域包括支援センターへの相談手順で詳しく解説しています。

    2. 要介護認定を申請する 市区町村の窓口に申請すると、調査員の訪問調査と主治医意見書をもとに、要支援1〜2・要介護1〜5のいずれかが判定されます。申請から結果通知までは1か月程度かかるのが一般的です。申請書には主治医を記入する欄があるため、かかりつけ医を決めておくと手続きがスムーズです。

    3. ケアマネジャー(ケアプラン作成者)を決める 要介護と判定された場合は居宅介護支援事業所のケアマネジャーが、要支援の場合は地域包括支援センターが中心となって、支援の計画を立てます。

    4. ケアプランを作成し、訪問介護事業所と契約する 「週2回の生活援助」「入浴日の身体介護」など、生活の困りごとに合わせて内容と回数を決めます。

    5. サービス開始後も定期的に見直す 体調や生活状況の変化に応じて、回数や内容はケアマネジャーと相談しながら調整できます。

    介護保険の申請手順や認定の仕組みは、介護保険の基本をわかりやすく解説した記事もあわせてご覧ください。

    介護保険だけで足りないときの3つの選択肢

    一人暮らしの親の生活を支えるうえで、訪問介護だけではカバーしきれない場面もあります。代表的な補い方は次の3つです。

    まず、要支援の方や認定に至らない方向けには、市区町村が実施する介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)の訪問型サービスがあります。内容や料金は自治体ごとに異なるため、地域包括支援センターで確認しましょう。

    次に、介護保険で頼めない内容は、自費のヘルパーサービスや家事代行で補う方法があります。草むしりや大掃除、通院の付き添いの延長など、自由度が高い一方で費用は割高になります。民間サービスの種類と選び方は高齢者の一人暮らしを支える民間サービス一覧で紹介しています。

    そして、日々の安否確認や緊急時の対応は、見守りサービスや緊急通報システムとの組み合わせが有効です。ヘルパーの訪問がない日をどう見守るかまで含めて設計すると、離れて暮らすご家族の安心につながります。

    いきいきつながる会の支援内容

    NPO法人いきいきつながる会は、大阪を拠点に関西エリア(大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山)で高齢者支援を行うNPO法人です。「介護保険の手続きを親任せにできない」「ヘルパー以外の困りごとも相談したい」というご家族に対して、定期訪問による見守り、生活支援、身元保証、終活・死後事務までワンストップで対応しています。

    介護保険サービスの利用が始まっても、緊急連絡先の引き受けや入院時の対応など、ヘルパーやケアマネジャーだけでは担えない部分は残ります。当会では、地域包括支援センターやケアマネジャーと連携しながら、制度の外側の困りごとを一貫して支える体制を整えています。営利目的ではないNPOとして、長くお付き合いできる伴走支援を大切にしています。

    よくある質問(FAQ)

    Q. 親が「他人を家に入れたくない」とヘルパーを嫌がります。どうすればよいですか?

    A. 最初から週数回の利用を目指さず、月1〜2回の生活援助や、家族が立ち会える日から始めるのが現実的です。地域包括支援センターやケアマネジャーに「本人が乗り気でない」と伝えると、導入の進め方を一緒に考えてもらえます。

    Q. 離れて暮らす子どもが代わりに申請や契約はできますか?

    A. 要介護認定の申請は家族による代行が広く認められており、地域包括支援センターや居宅介護支援事業所に依頼することもできます。契約時は本人の意思確認が基本となるため、帰省のタイミングに合わせて進める方が多いです。

    Q. ヘルパーに安否確認だけをお願いすることはできますか?

    A. 訪問介護は介護や家事の支援を目的とするサービスのため、安否確認だけの訪問は対象外とされています。安否確認が目的であれば、自治体の見守り事業や民間・NPOの見守りサービスの利用が向いています。

    Q. 要介護認定の結果が出るまでヘルパーは利用できませんか?

    A. 申請日にさかのぼってサービスを利用できる暫定的な仕組みがあり、ケアマネジャーと相談のうえで認定前から利用を始められる場合があります。急ぎの事情があるときは、申請時に窓口へ相談してみてください。

    Q. 費用が心配です。負担を抑える方法はありますか?

    A. 自己負担が一定額を超えた場合の高額介護サービス費のほか、所得の低い方向けの負担軽減制度を設けている自治体もあります。お住まいの市区町村の窓口や地域包括支援センターで確認できます。

    まとめ|ヘルパー導入は「相談→認定→プラン」の順で、足りない部分は組み合わせて補う

    一人暮らしの親へのヘルパー導入は、次の3点を押さえるとスムーズです。

    1. 入口は地域包括支援センター。要介護認定とケアプランを経て訪問介護が始まる
    2. 頼めること・頼めないことを理解し、対象外の部分は総合事業・自費サービス・見守りで補う
    3. 費用は1〜3割負担で、高額介護サービス費などの軽減制度も活用できる

    「親にそろそろ支援が必要だが、何から始めればよいかわからない」という方は、お気軽に無料相談をご利用ください。いきいきつながる会では、見守りから生活支援、身元保証、終活まで一貫してサポートし、関西エリアで多くのご家族に伴走してまいりました。