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    高齢者の住まい選び|独り身でも安心できる「身元引受サービス」という選択肢

    高齢者の住まい選び|独り身でも安心できる「身元引受サービス」という選択肢

    2025年10月22日生活支援管理者7分で読めます

    「一人暮らしを続けるのが不安になってきた」
    「施設に入りたいけれど、保証人がいないから断られた」
    そんな悩みを抱える高齢者の方が、近年大阪や関西圏でも増えています。

    高齢化が進む一方で、家族の形が多様化し、“ひとり老後”をどう暮らすかが新しい社会課題になりつつあります。
    この記事では、独り身の高齢者が安心して暮らすための「住まい選び」と、保証人がいない方でも入居できる“身元引受サービス”について解説します。


    高齢者の「住まい探し」が難しい理由

    高齢の方が住まいを探すとき、若い世代とは違うハードルがいくつもあります。
    特に一人暮らしの場合、次のような理由で入居を断られるケースも少なくありません。

    • 高齢者単身だと「孤独死リスク」を懸念される
    • 緊急連絡先や保証人を求められる
    • 介護や医療対応が必要な場合に設備が合わない
    • 賃貸契約の更新時に保証人の確認を求められる

    大阪市内でも、不動産会社に「60代以上・単身」で入居を相談すると、
    「保証人はいますか?」と聞かれることが多く、
    保証人がいない=契約が難しいという現実があります。


    高齢者のための住まいの種類

    では、実際にどのような住まいの選択肢があるのでしょうか。
    大きく分けると、以下のようなタイプがあります。

    一般の賃貸住宅

    もっとも自由度が高い住まいですが、保証人がいないと入居が難しい場合が多いです。
    最近は「高齢者歓迎」物件も増えていますが、安否確認や緊急対応は自己責任となることがほとんどです。

    サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

    民間の住宅に安否確認・生活支援が付いたタイプ。
    スタッフが常駐し、食事提供や見守りがあるため人気ですが、入居時に“身元保証人”が必要という条件が一般的です。
    また、家賃・共益費・食費などを合わせると少し割高になるケースも。

    有料老人ホーム・介護施設

    介護や医療ケアが必要な方向けの施設です。
    こちらも入居契約には保証人が求められることがほとんどなので、
    「緊急時に誰が手続きをするのか」「支払いが滞った場合の責任者は誰か」を明確にする必要があります。


    独り身の高齢者に立ちはだかる「保証人の壁」

    独り身であっても、「自分のことは自分でできる」と思っている方は多いでしょう。
    しかし実際には、入院・施設入所・賃貸契約など、
    生活のさまざまな場面で“保証人”が求められます。

    • 病院の入院手続き
    • 賃貸やサ高住の契約
    • 介護サービスや緊急時の連絡先登録

    保証人がいないという理由で入院や入居を断られた、という相談は大阪府内でも増加傾向です。
    家族がいても遠方に住んでいたり、高齢の配偶者では対応が難しい場合もあります。


    「身元引受サービス」で安心を補う

    そうした中で注目されているのが、**法人による“身元引受サービス”**です。

    いきいきつながる会では、独り身の方や高齢で保証人を立てられない方に向けて、入院・施設入所・賃貸契約などの際に必要となる身元保証人を法人として引き受けるサービスを行っています。

    ▶ 主なサポート内容

    • 病院・施設入所時の身元引受
    • 緊急時の駆けつけ対応
    • 電話・訪問による見守り
    • ご逝去後の行政手続き・葬儀支援(旅立ちサポート)

    これにより、「子どもがいない」「親族に迷惑をかけたくない」といった方でも、安心して新しい住まいを選ぶことができます。


    大阪・関西圏での支援制度と相談窓口

    自治体でも、高齢者の住まい探しを支援する取り組みが始まっています。

    大阪府「高齢者あんしん賃貸制度」

    大阪府住宅まちづくり部が推進する制度で、高齢者や障がい者が安心して賃貸住宅に住めるよう、見守り・緊急対応・家主支援を行う団体と連携しています。

    「保証人がいない」「入居を断られた」といった場合、登録住宅の紹介を受けられることもあります。

    市区町村の高齢者住宅支援

    大阪府内の一部市町村では、地域包括支援センターが住宅探しの相談に対応しています。 中には、見守り付き住宅高齢者入居サポート事業を行う自治体もあります。

    一方で、これらの制度は「紹介のみ」で、保証人まではカバーしないことがほとんど。
    そのため、身元保証サービスと併用することで初めて“住める環境”が整うケースも多いのです。


    「安心して暮らせる家」をつくるには

    高齢期の住まい選びでは、「どこに住むか」よりも
    「誰がそばで支えてくれるか」が大切になります。

    • 賃貸契約や入所手続きに必要な保証人
    • 緊急時の連絡・駆けつけ体制
    • 日常の見守りと定期確認
    • 最期のときの手続きや供養

    こうした支えを“ひとまとめに”頼める仕組みがあれば、
    家族がいなくても安心して暮らすことができます。

    いきいきつながる会の身元引受サービスは、
    まさにその「安心の土台」を提供するものです。


    まとめ:独り身でも、安心できる住まいは選べる

    「老後は一人だから不安」――そう感じるのは自然なことです。
    けれど、社会にはすでに“支え合う仕組み”が整いつつあります。

    大阪・関西では、

    • 公的な高齢者向け住宅制度
    • 民間の見守り・保証サポート
    • NPOによる身元引受・緊急対応

    が組み合わさり、ひとり暮らしでも安心して住まいを選べる時代になっています。

    もし「保証人がいないから無理」と諦めていた方も、
    法人がサポートする“身元引受サービス”を利用すれば、
    新しい住まいで自分らしい暮らしを続けることができます。

    いきいきつながる会では、
    身元保証、見守り、緊急時対応、旅立ちサポートまでを一貫して行っています。
    大阪を中心に、関西圏全域でご相談を受け付けています。

    「ひとりでも、安心して暮らせる」
    その一歩を、いきいきつながる会と一緒に踏み出してみませんか?