近年、全国の自治体で「終活支援」の取り組みが進んでいます。
その中でも注目されているのが、神戸市が2025年から開始した終活関連の総合支援制度です。「自治体でここまでやってくれるのは助かる」という声も多く、全国的に見ても先進的な取り組みといえます。
しかし同時に、「自分の住んでいる地域にはこういう制度がない」「もっと日常的な支援も欲しい」という声も少なくありません。
この記事では、神戸市の終活支援を分かりやすく紹介するとともに、自治体の制度がない地域でも安心できる“民間の終活サポート”についてもお伝えします。
神戸市が導入した終活支援をわかりやすく解説
神戸市では、以下の3つを中心に終活支援制度を整備しています。
1. こうべ終活相談窓口
終活全般について無料で相談できる窓口です。
- 遺言・相続・財産管理
- 身辺整理・エンディングノート
- 葬儀・お墓・納骨の相談
- 成年後見制度の説明
来所・電話・オンラインで相談でき、気軽に利用しやすい仕組みです。
2. 終活情報登録制度
本人が意思表示できなくなった時に備え、重要な情報を神戸市に登録しておく制度です。
登録できる情報の例
- 緊急連絡先
- 遺言書の保管場所
- エンディングノートの所在
- 葬儀・納骨の希望
- 死後事務委任契約の内容
登録された情報は、病院や福祉機関などが照会でき、本人の希望に沿った対応につながります。
3. エンディングプラン・サポート事業
身寄りのない高齢者でも、生前のうちに葬儀・納骨の契約ができる支援制度です。
- 契約時には相談員が立ち会う
- 預託金の管理を市が行う
- 死後に確実に契約が実行されるようにサポート
「最期の部分まで安心したい」というニーズに応える仕組みです。
ただし、自治体サービスには限界がある
神戸市の制度は非常に優れていますが、すべての地域に同じ制度があるわけではありません。また、自治体サービスでは対応できない部分もあります。
1. 利用できるのはその自治体に住む人だけ
神戸市民なら利用できますが、市外の方は対象外です。
よって、制度のある・なしで住む地域によって大きな差が生まれます。
2. 日常生活の見守りや訪問支援はできない
自治体が行うのは「相談」「登録」「契約支援」が中心です。
しかし一部の高齢者には次のような日常サポートも重要です。
- 定期的な訪問
- 日々の見守り
- 緊急時の駆けつけ
- 入院手続きのサポート
- 身元保証
- 生活支援
こうした“生活に寄り添う支援”までは自治体ではカバーできません。
3. 身元保証は自治体では実施できない
入院・介護施設・賃貸契約では必ず保証人が必要ですが、
自治体が保証人になることはできません。
自治体サービスがなくても大丈夫
いきいきつながる会なら同じ備えができます。
自治体に制度がない地域でも、いきいきつながる会を利用することで同等の終活サポートが受けられます。さらに、自治体ではできない“日常支援”まで一体的にカバーできます。
いきいきつながる会の主なサービス
身元保証サービス
- 入院時の保証人
- 介護施設入所の保証人
- 賃貸契約の保証人
- 緊急対応
- 病院での手続き代行
神戸市の制度でも補えない「保証人」を担う点が最大の特徴です。
見守り・訪問支援
- 定期訪問
- 電話・LINEでの見守り
- 生活状況の把握
- 家族への報告
“孤立”を防ぎ、孤独死のリスクを減らします。
旅立ちサポート(死後事務)
- 行政手続き
- 葬儀の手配
- 納骨・永代供養
- 高野山奥の院の慰霊碑での供養
神戸市のエンディングプランに近い支援を、地域を問わず提供できます。
全国から相談可能
自治体とは違い、地域の制限はありません。
大阪・兵庫・奈良・京都はもちろん、遠方に住む方の依頼にも対応しています。
自治体+民間で「本当の安心」が実現する
終活は、「亡くなったあとの備え」だけではありません。
生きているあいだの安心、緊急時の支援、そして最期の見届け──
これらすべてがそろって初めて“安心できる老後”になります。
自治体の制度はとても心強いものです。
しかしその一方で、自治体にはできない領域が確かに存在します。
いきいきつながる会は、その部分を補いながら、
終活・生活支援・身元保証・旅立ちサポートまでを一貫して行います。
自治体の制度がある人にも、制度がない地域の人にも。
誰もが安心できる支えとして、ぜひ一度ご相談ください。