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    遺言書は誰に頼むべき?依頼先の選び方と注意点

    遺言書は誰に頼むべき?依頼先の選び方と注意点

    2025年09月26日終活管理者5分で読めます

    遺言書は誰に頼むべき?依頼先の選び方と注意点

    「遺言書を書いておいた方がいいのは分かっているけど、誰に頼めばいいのかわからない」
    そんな不安を抱える高齢者は少なくありません。遺言書は大切な財産や思いを次世代に引き継ぐための手段ですが、専門知識が必要な部分も多く、自己流で書いてしまうと無効になってしまうこともあります。

    この記事では、遺言書を依頼できる先の種類や選び方のポイント、注意点を解説し、最後に「いきいきつながる会」との関わりについてもご紹介します。


    遺言書を依頼できる主な専門家

    弁護士

    法律の専門家である弁護士は、遺産相続のトラブルを未然に防ぐ観点から遺言書作成をサポートしてくれます。相続人同士の争いが予想される場合や、複雑な財産状況を抱えている場合に特に頼りになります。費用は高めですが、紛争予防という観点で安心感があります。

    司法書士

    不動産登記や相続登記に強い専門家です。土地や建物をどのように相続させるかを遺言に反映したい場合に心強い存在です。弁護士ほど費用は高くありませんが、法律相談の範囲は制限があります。

    行政書士

    比較的費用を抑えて遺言書の作成サポートを依頼できるのが行政書士です。公正証書遺言を作るときの原案を作成してもらうことも可能です。シンプルな遺言書であれば十分対応してもらえます。

    公証役場

    「公正証書遺言」を作成する場合、直接公証人に依頼します。専門家のチェックが入り、原本は公証役場で保管されるため、形式不備による無効の心配がなく、最も確実な方法のひとつです。


    選び方のポイント

    1. 財産の内容に合わせて選ぶ
      不動産が中心なら司法書士、トラブル防止が最優先なら弁護士、コスト重視なら行政書士、といった具合に目的に応じて選びましょう。

    2. 相続人との関係を考える
      将来的に争いが起こりそうかどうかで依頼先が変わります。家族間の仲が良好であれば行政書士でも十分ですが、複雑な事情があるなら弁護士の関与を検討すると安心です。

    3. 費用と安心感のバランス
      安さだけで選ぶのは危険です。「自分の思いをきちんと残せるかどうか」という観点を大切にしましょう。


    遺言書作成で気を付けたい注意点

    • 自筆証書遺言は形式不備に注意
      日付の記入漏れや印鑑の不備で無効になる例が多いため、専門家のチェックを受けるのがおすすめです。

    • 財産目録の整理が必要
      通帳、保険、不動産などを一覧にしておくことが、遺言作成の第一歩になります。

    • 家族に伝えておく
      遺言書を作成しても、存在を家族が知らなければ活用されません。保管場所や作成の事実はしっかり伝えておきましょう。


    いきいきつながる会との関わり

    遺言書は「財産をどう分けるか」を決める大切な書類ですが、それだけで安心が完成するわけではありません。
    実際の暮らしや最期の時を支えてくれる仕組みも必要です。

    いきいきつながる会では、

    • 入院や施設入所の保証人となる 身元保証
    • 日常の安否確認を行う 見守りサービス
    • 急な体調不良に駆けつける 緊急時対応
    • ご逝去後の葬儀や納骨、供養まで担う 旅立ちサポート

    といったサービスを提供しています。

    遺言書で「財産や想い」を残し、いきいきつながる会のサービスで「暮らしと安心」を支える。
    両輪で備えておくことが、最後まで自分らしく、家族も安心できる人生につながります。


    まとめ

    • 遺言書の作成は弁護士・司法書士・行政書士・公証役場などに依頼できる
    • 選び方は財産内容や家族関係に応じて判断する
    • 専門家に任せることで形式不備やトラブルを防げる
    • 遺言書とあわせて、身元保証や見守りなど生活全般を支える仕組みも備えるとより安心

    「遺言書をどう書くか」とあわせて、「最期までどう生きたいか」を考えることが大切です。
    まずは専門家や、いきいきつながる会にお気軽にご相談ください。