
家族葬の費用相場と準備の流れ|身寄りのない方の葬儀はどうする?
家族葬とは?身寄りのない方も知っておきたい葬儀のかたち
「葬儀の費用はどのくらい用意しておけばよいのか」「身寄りのない自分の葬儀は誰が手配してくれるのか」——こうした不安を抱える方は、関西エリアでも年々増えています。
総務省の人口推計では、65歳以上の単身世帯は今後も増加が見込まれており、大阪・兵庫・京都・奈良を含む都市部ではとくに「ひとりで老後を迎える」ご相談が目立っています。葬儀の規模が縮小し、家族葬が主流になる流れの中で、ご本人もご家族も「何にどのくらい費用がかかるのか」「どの形式を選べばよいのか」を事前に把握しておくことが、悔いのない見送りにつながります。
この記事では、2026年最新の費用相場や準備の流れ、そして身寄りのない方が利用できる仕組みまで、終活の視点から整理してご紹介します。
家族葬とは?今選ばれている葬儀のかたち
家族葬とは、家族や親族、ごく親しい友人のみで執り行う小規模な葬儀です。参列者は10〜30名程度が一般的で、鎌倉新書「第6回お葬式に関する全国調査」(2024年公表)によると、近年は葬儀全体の半数以上を家族葬が占めるとされています。「周囲に負担をかけたくない」「故人とゆっくりお別れしたい」という希望から選ばれるケースが増えています。
葬儀の形式は家族葬だけではありません。通夜を行わない「一日葬」、火葬のみを行う「直葬(ちょくそう)」、参列者を広く招く「一般葬」など、さまざまなかたちがあります。費用や所要日数、お別れの濃度がそれぞれ異なるため、ご自身やご家族の意向に合うものを選ぶことが大切です。
家族葬の費用相場|2026年最新の内訳と比較
2026年現在、家族葬の費用はおおよそ80万〜130万円程度が目安とされています。鎌倉新書の全国調査では平均約105.7万円という結果も公表されており、内訳の中心は「葬儀一式費用」「飲食接待費」「返礼品費」「お布施」の4つです。
形式別に整理すると次のようになります(2026年時点の一般的な相場)。
| 葬儀形式 | 参列人数の目安 | 費用相場 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 直葬(火葬式) | 1〜10名 | 20万〜50万円 | 通夜・告別式を行わず火葬のみ。最短1日 |
| 一日葬 | 10〜30名 | 40万〜80万円 | 通夜を省略し、告別式と火葬を1日で実施 |
| 家族葬 | 10〜30名 | 80万〜130万円 | 通夜・告別式・火葬を家族中心で執り行う |
| 一般葬 | 50名以上 | 150万〜200万円 | 親族・知人・職場関係者まで広く参列 |
家族葬の主な内訳は、葬儀一式費用(祭壇・棺・式場利用・人件費など)が60万〜80万円、飲食接待費が10万〜20万円、返礼品費が10万〜20万円、お布施が10万〜30万円程度。火葬料は地域差が大きく、大阪市や神戸市など公営の火葬場であれば住民料金が無料〜1万円台に収まる一方、市外料金や民営の場合は5万〜15万円程度かかることもあります。
費用は地域・参列人数・宗教形式・希望するお供えの内容によって大きく変動します。複数の葬儀社から見積もりを取り、内訳まで比較することをおすすめします。
葬儀の準備の流れ|慌てないための7ステップ
葬儀は突然必要になるものですが、流れを把握しておくと冷静に対応できます。
- 葬儀社への連絡 — 病院・施設で逝去後、まず葬儀社へ連絡し、ご遺体の搬送と安置を依頼します。事前に候補を1〜2社決めておくと安心です。
- 打ち合わせ — 葬儀の形式、日程、式場、参列者数、予算を担当者と相談します。
- 役所手続き — 死亡診断書を受け取り、7日以内に死亡届を市区町村役場へ提出。火葬許可証を受け取ります。
- 通夜・告別式 — 家族葬では通夜を省略する一日葬プランも一般的です。
- 火葬 — 火葬場で荼毘に付し、遺骨を骨壺に納めます。
- 初七日法要・精進落とし — 近年は告別式当日に繰り上げて行うのが主流です。
- 納骨・永代供養の手配 — 家族のお墓がある場合はそちらへ、ない場合は永代供養や散骨などを検討します。
ご自身で手配が難しい方や身寄りのない方は、ステップ1〜7のすべてを生前に「死後事務委任契約」として第三者に託しておく方法があります。
身寄りのない方の葬儀はどうなる?
身寄りのない方が亡くなった場合、最大の課題は「葬儀の手配を担う人がいない」ことです。事前の備えが何もない場合、自治体が「行旅死亡人」として最低限の火葬・埋葬を行うことになりますが、ご本人の宗教観や希望が反映されることはほとんどありません。
これを避けるためには、生前に次の3つを組み合わせて準備しておくことが有効です。
- 死後事務委任契約 — 葬儀の形式、納骨先、訃報連絡先などを生前に第三者に託す契約
- 身元保証サービス — 入院・施設入所時の連絡先となり、緊急時には葬儀社への連絡や手配も担う団体
- 遺言書 — 財産の行き先を明確にし、葬儀費用の出どころを確保する
NPO法人として活動するいきいきつながる会では、関西エリア(大阪・神戸・京都・奈良・和歌山)を中心に、これら3つを組み合わせたご相談を多くお受けしています。
いきいきつながる会の終活サポート
「自分の葬儀をどうしてもらいたいか、伝える相手がいない」「家族はいるが、迷惑をかけたくない」——こうした想いをお持ちの方に向けて、当会では身元保証から葬儀・納骨・死後事務までを一貫してサポートしています。
ワンストップ支援の優位性
身元保証・見守り・終活・死後事務・永代供養までを一つの窓口でご相談いただけるため、複数の事業者と契約する手間や費用の重複を抑えられます。
高野山奥の院での永代供養
当会は高野山奥の院に慰霊碑(供養塔)を有しており、納骨先としてもお選びいただけます。墓じまい後の納骨先を探している方にもご案内可能です。
NPO法人としての継続的な伴走
営利目的ではなく、関西エリアで長年地域支援を続けてきたNPOだからこそ、生前から死後までの長期的な見守りに対応しています。
よくある質問(FAQ)
Q. 家族葬でも香典は受け取れますか?
A. 受け取ること自体は可能ですが、参列者が限られるため香典収入は少額になります。事前に「香典辞退」とする家庭も増えており、案内状にその旨を記載するのが一般的です。
Q. 直葬を選んだ場合、お別れの時間はどのくらいですか?
A. 火葬場での出棺前に5〜15分程度のお別れの時間が設けられるのが一般的です。十分なお別れを希望する場合は、一日葬や家族葬を検討した方がよいでしょう。
Q. 葬儀費用は誰が支払うのが一般的ですか?
A. 喪主が立て替えるのが通例ですが、相続財産から支出する方法もあります。身寄りのない方の場合は、生前に預託金や生命保険、遺言を活用して費用を確保しておく必要があります。
Q. 葬儀社を生前に決めておくことはできますか?
A. 可能です。「事前相談」を受け付けている葬儀社が大半で、いきいきつながる会でも提携先のご紹介や、ご本人の希望に沿った見積もりの取得サポートを行っています。
Q. 大阪市・神戸市の公営火葬場は誰でも利用できますか?
A. 住民の場合は住民料金(無料〜1万円台)で利用できますが、市外住民は市外料金が適用されます。費用は施設ごとに異なるため、事前にお住まいの自治体に確認が必要です。
まとめ|葬儀の備えは「終活」の重要な一部
葬儀は突然必要になるものだからこそ、事前の情報収集が悔いのない見送りにつながります。次の3点を意識してみてください。
- 形式と費用相場を知る — 直葬20万円台から一般葬200万円超まで、選ぶ形式で費用は大きく変わります
- 準備の流れを把握する — 7つのステップを知っておくだけで、慌てずに対応できます
- 身寄りのない方は早めの備えを — 死後事務委任契約・身元保証・遺言書の3点セットで、自分らしい最期を準備できます
「葬儀のことを誰に相談したらよいかわからない」「身寄りがないので備えておきたい」という方は、お気軽に無料相談をご利用ください。NPO法人いきいきつながる会では、関西エリアで多くのご家族・ご本人を一貫してサポートしてまいりました。
※本記事の費用・制度は2026年5月時点の情報に基づいています。地域や個別の事情により変動する場合がありますので、実際のご利用にあたっては最新情報をご確認ください。