「亡くなったあと、自分の遺骨はどうなるのだろう」
「お墓を守ってくれる人がいない」
そんな不安を感じている方は少なくありません。
高齢化や核家族化が進む今、
お墓や供養のあり方は大きく変わりつつあります。
そして、その新しい形のひとつとして注目されているのが、
“共同墓地による永代供養” です。
いきいきつながる会では、
会員やご縁のあった方々の御霊を祀るため、
日本仏教の聖地・高野山 奥の院 に慰霊碑(供養塔)を建立しました。
ここでは、高野山にある慰霊碑の意味や背景、
そして、いきいきつながる会の想いについてお話します。
高野山 奥の院──弘法大師が今も眠る聖地
高野山は、弘法大師空海が開いた日本仏教の中心地であり、
平安時代から1200年以上にわたり、信仰と祈りが受け継がれてきました。
なかでも奥の院は、「弘法大師御廟(ごびょう)」がある場所として知られ、
歴史上の偉人・武将・文化人をはじめ、
多くの人々がその地に眠っています。
森の中に広がる奥の院の参道には、樹齢数百年の杉が立ち並び、静寂と厳かさが満ちています。
そこは、仏教の「輪廻」「つながり」を象徴する特別な場所です。
いきいきつながる会の慰霊碑(供養塔)について
いきいきつながる会は、会員の方々やつながりのある方々の御霊を静かで安心できる場所で供養したいという思いで高野山 奥の院に慰霊碑(供養塔) を維持・管理しています。
慰霊碑には、会員や関係者の御霊が安らかに眠れるよう、定期的に供養が行われています。
誰でも穏やかに祈れる場となっており、多くの方に「心の拠りどころ」として受け入れられています。
「お墓がなくても大丈夫」──新しい供養のかたち
かつては「お墓は家が守るもの」と考えられていました。
しかし近年は、
- 子どもがいない
- 親族が遠方に住んでいる
- 家族に負担をかけたくない
といった理由から、“個人で完結できる供養” を希望する方が増えています。
永代供養や共同墓は、そうした時代のニーズに応えるものです。
遺骨を慰霊碑の下に納め、会として永く供養を続けることで、「お墓を守る人がいなくても安心できる」仕組みになっています。
また、いきいきつながる会の供養塔は、葬儀・納骨・永代供養の最終の場 として位置づけられており、
旅立ちサポートの一環として多くの会員に利用されています。
会員や家族にとっての“心の支え”
この慰霊碑は、亡くなったあとだけでなく、生きている今を支える存在でもあります。
「自分の最後が決まっている」という安心感は、日々の暮らしを穏やかにし、家族との関係もよりやさしいものに変えていきます。
高野山 奥の院を訪れるということ
高野山 奥の院は、杉木立の中を歩くだけで心が穏やかになるような豊かな自然の中にあり、自然と「祈り」の気持ちがわいてきます。
亡くなった方だけでなく、自分の心も癒されていく。そんな特別な空気が、この場所にはあります。
まとめ:安心は“つながり”の中にある
人生の最後をどう迎えるか。
それは誰にとっても避けられないテーマです。
いきいきつながる会の慰霊碑は、
「亡くなったあとも、誰かとつながっていられる」
そんな安心を形にした場所です。
高野山という日本の聖地に見守られながら、つながりを大切にする。 それが、いきいきつながる会がめざす社会貢献です。
