
離れて暮らす家族介護の現実。家族介護を助ける仕組みと地域
「年に数回しか実家に帰れないけど、母のことが心配」
「何かあっても、すぐに駆けつけられない距離にいる」
そんな思いを抱えている方は少なくありません。
大阪や関西でも、親が地元で一人暮らしを続け、
子どもは仕事の関係で離れて暮らしているという家庭は多いです。
いま、“介護する家族”自身も支えが必要な時代です。
この記事では、遠方介護をめぐる課題と、
その負担を軽くするための新しい福祉のかたちを紹介します。
離れて暮らす家族介護の現実
介護は「突然」始まります。
親が転倒した、入院した、認知症の兆しが見え始めた……
そうしたきっかけで、離れて暮らす家族が介護に関わることになります。
しかし、遠距離介護は想像以上に大変です。
- 定期的な通院や買い物の付き添いが難しい
- 急な入院やトラブルへの対応が遅れる
- 介護サービスや地域包括支援センターとの調整が負担になる
- 自分の生活・仕事との両立が難しい
特に関西圏では、都市部に住む子どもと、郊外や地方に住む親というケースが多く、
「都市部の子どもが遠方の親を支える」ような構図が一般的です。
交通の便がよいとはいえ、頻繁に通うのは現実的に難しい……
そんなジレンマを抱えている方が多いのではないでしょうか。
介護する家族が“疲れていく”理由
厚生労働省の調査によると、介護をしている家族の約6割が「心身の負担を感じている」と答えています。
その理由として挙げられるのが、「孤立」「責任感」「情報不足」の3つです。
-
孤立感
自分以外に頼れる人がいない、話を聞いてもらえる人がいない。
介護は“24時間の見えないストレス”を生みます。 -
責任感の重さ
遠方にいると、何かあった時に「自分のせいだ」と感じてしまうことも。
親を想うほど、責任を一人で背負ってしまう傾向があります。 -
情報不足
介護サービスや支援制度を知らずに、自分たちだけで抱え込んでしまう。
「もっと早く知っていれば」と後悔するケースも少なくありません。
介護は「家族の愛情」だけでは続けられない。
だからこそ、“支える人を支える仕組み”が必要です。
地域福祉だけでは届かない部分も
もちろん、自治体や地域包括支援センターも高齢者支援に力を入れています。
大阪府や堺市などでは、見守りネットワーク・訪問支援・介護保険サービスが整備されています。
しかし、それでも“家族の代わり”にはなりきれません。
地域福祉は「相談」や「日常的な安否確認」まではできますが、
入院手続き・施設入所・賃貸契約などの法的・実務的な保証行為まではカバーできないのです。
こうした「制度のすき間」を埋める存在として、
今、注目されているのが民間・NPOによる見守り・身元保証サービスです。
第三者が支える“新しい福祉のかたち”
「親の代わりに見守ってくれる人がいる」
「入院や施設入所のときに、保証人になってくれる法人がある」
それが“第三者による支援”の大きな安心です。
いきいきつながる会では、
高齢者やその家族が抱える「もしもの時の不安」を解消するために、
以下のようなサービスを提供しています。
身元保証サービス
入院・施設入所・賃貸契約など、保証人が必要な場面で法人が引き受け。
家族が遠方に住んでいても、手続きがスムーズに進められます。
見守りサービス
定期的な電話・訪問によって、生活の様子を確認。
異変があれば、スタッフがすぐに対応・連絡します。
緊急時対応
倒れた・入院したなどの緊急事態には、スタッフが病院に駆けつけ、
手続きや連絡を代行します。
旅立ちサポート
ご逝去後の行政手続き、葬儀、納骨、永代供養までを支援。
「最後まで見守ってくれる」という安心感が得られます。
「家族の負担を減らす」ためにできること
遠方介護を完全にゼロにすることはできません。
しかし、信頼できる第三者に一部を任せることで、
家族が“全部抱え込まない”介護が実現します。
家族ができるステップ
- 親の住む地域の支援窓口(包括支援センターなど)を把握する
- 介護サービス・訪問支援・配食などを早めに手配しておく
- 緊急時に連絡できる法人や団体(身元保証サービス)を登録しておく
たとえば、親御さんが大阪に住み、子どもが東京にいる場合でも、
「いきいきつながる会」が現地で対応できることで、
離れていても“安心の連携体制”が整います。
家族が安心して支えられる社会へ
「介護をしている家族を、どう支えるか」
これは、これからの日本の福祉が抱える大きなテーマです。
遠方介護をしているご家族にとって、
“親のために何かしたい”という思いは強くても、
現実には時間・距離・仕事の制約があります。
そんな時、第三者の支えを受け入れることは「手放すこと」ではなく「備えること」です。
いきいきつながる会は、
高齢者だけでなく、その家族の安心も守る存在として、
大阪を中心に関西全域で活動を行っています。
まとめ
- 遠距離介護では「家族の心身の負担」が大きい
- 行政・地域支援だけでは、保証や緊急対応まではカバーできない
- 法人による見守り・身元保証サービスを活用することで安心が広がる
- 「支える家族」もまた、支えられるべき存在
親を思う気持ちを大切にしながら、
家族みんなが笑顔で過ごせるように。
「支える人が、支えられる」 そんな新しい福祉の形を、いきいきつながる会はこれからも広げていきます。